Webライターにとって納期は、絶対に忘れてはならないものです。納期を忘れることは、デメリットがあるので注意しましょう。

こちらでは、副業としてWebライターに挑む方を対象に、納期のお話をご紹介いたしますので、ぜひともご覧ください。

なぜWebライターにとって納期が重要なのか?

Webライターの案件には、基本的に納期が設定されています。納期とは、クライアントが指定している記事の納品日のことです。この納品日が遅れると、以下のようなデメリットが生じます。

・クライアントの信頼を失う

クライアントが納期を設定するのは、その日までに記事が必要だからです。納期を遅れてしまえば、「約束を守ってくれない人」と判断されてしまい信頼を失います。

信頼を失ってしまえば、高額な依頼を回してくれない、そもそも依頼をしてくれないといったデメリットが生じる可能性があるので納期遅れには注意しましょう。

・納期を守る感覚を養えない

「間に合わないのは仕方ない」「最近忙しかったから仕方ない」といった具合に、納期を守れなかったことを正当化するのは、あまり良い傾向とは思えません。

納期を遅れることが当たり前になると、間に合わせるための努力を怠り、クライアントの信頼を取り返しのつかないレベルで失うでしょう。

納期に間に合わない原因

納期に遅れてしまう原因として考えられるのは、以下のとおりです。

・自分の作業時間を把握できていない

レギュレーションの確認、クライアントサイトのチェック、情報収集、記事執筆、校閲、納品など、これらの作業にどのくらいの時間がかかるのか把握しておくことが大切です。

時間を把握しておけば、納期までにどのくらいの時間を確保する必要があるのかが予想できます。

例として、私の作業時間を掲載しておきます。

レギュレーションの確認:20分

クライアントサイトのチェック:10~20分

情報収集:15~30分

記事執筆:1000文字1時間(自分の得意な分野の執筆であれば1000文字30分)

校閲:1000文字10分

納品:5分

私の場合、1000文字の記事を10記事分依頼された場合、「20分+20分+30分+600分+100分+5分=775分」の時間が必要です。一日の作業時間が2時間の場合、6~7日あれば対応できるでしょう。納品日まで5日しかない場合は、作業時間を増やすなり、いつもより効率を意識して作業したりする必要があります。

副業をする際は、どのくらいの時間で自分が納品まで終えられるか確認しておきましょう。

・納期を正確に把握していない

納期をそもそも把握していないのは、大問題でしょう。忘れやすい方は、スケジュール表やメモ帳などに、納品日を記載しておくのがおすすめです。

また、納品日は毎日確認しておきましょう。納品日をチェックする癖を身につけておけば、忘れずに済むので安心です。

・レスポンスが悪い

レスポンスの悪さは、納期に遅れてしまう原因となることがあります。ここでいうレスポンスの悪さには、以下の2つが該当します。

こちらがどれだけレスポンス早く対応しても、なかなか返信してくれないパターンです。これでは、記事の不明点を質問してもすぐには返信がないため、納期に遅れることもあるでしょう。

このような場合、私であればそのクライアントとは今回限りの付き合いで終わると思います。レスポンスが悪いとストレスに感じますし、スムーズな記事執筆は望めない可能性が高いからです。

これは、説明不要でしょう。クライアントからの連絡に迅速に対応せず、その結果、納期が遅れてしまった場合は、信頼を失うことになります。

毎日メールを確認することが大切です。

納期に間に合わせるために心がけたいこと

・いつも前倒しを心がける

例えば、7月7日が納品日だった場合、7月6日には納品が済ませられるように行動することが大切です。納品日ギリギリに提出するのではなく、前倒しで納品することで遅れる心配をする必要がなくなります。

何より、早めに納品してくれるWebライターは、クライアントにとってありがたい存在です。良い印象を与えるためにも、前倒しを意識することをおすすめいたします。

・欲張らない

副業に挑戦する以上、儲けたい方は多いでしょう。しかし、だからといって沢山の案件を取り過ぎるのはおすすめしません。案件が多いと、期日内に記事を用意できない可能性が高まってしまいます。

ご自身が無理なく対応できる案件を常に確保するように心がけることで、納期に間に合わせやすくなるでしょう。

・苦手なジャンルはあまり手を出さない

稼ぐため、あるいは知見を広げるために、苦手なジャンルに手を出すことはあるでしょう。しかし、数は絞ったほうがよいです。ご自身があまり知らないジャンルは、リサーチにかなりの時間を費やすことになるため、通常時よりも記事を用意しにくくなります。

あまりにも苦手なジャンルの案件を取り過ぎると、対応ができません。得意な案件、無難に対応できる案件を中心に獲得し、苦手ジャンルは少し挑戦する、そのような認識でいるのがちょうど良いかもしれません。

※とはいえ、クライアントの意向次第では、苦手ジャンルの執筆を数多く対応しなければならない場面もあるかもしれません。その場合は、納期に間に合いそうか確認しましょう。「あ、間に合わない」と思った時は、案件を渡される前に、納期について相談しておくことが大切です。

納期に遅れてしまった時にすべきこと

・とにかく早く連絡する

間に合わないことが確定した時点で、急いで連絡しましょう。よほどせっかちなクライアントじゃない限りは、連絡があれば契約を切ろうとまでは思わないはずです。

連絡をする際は、謝罪をしっかりとしましょう。謝罪がないと、印象が良くありません。クライアントは、いつまでに記事を用意すべきか考えたうえで依頼を出しています。依頼先のライターが遅れてしまえば、その分クライアントは日程を調整しなければならず、迷惑をかけてしまいます。謝罪で誠意を伝えましょう。また、謝罪に加えて、なぜ遅れてしまったのか状況を説明することも大切です。

「10本中7本完了しています。残り3本は未着手です。三日後の〇日の〇時までに納品いたします」といった具合に、なるべく具体的に伝えましょう。

・誠実に対応する

遅れた時点で、悪いのは自分です(例外があるかもしれませんが)。誠実に謝り、今後はしないことを伝えましょう。誠意さえ伝われば、関係が悪化する可能性は低いはずです。

特に付き合いが長そうな相手の場合は、信用を失わないように立ち回ることが大切です。

まとめ

納期についてお伝えしました。

Webライターにとって、納期は絶対に守らないといけないものです。普段から間に合わせるように行動する必要があります。

しかし、どうしても間に合わない時はしっかりと謝罪をしましょう。連絡はなるべく早いほうがよいです。