せどりとは、仕入れと売りの価格差で儲けを得るビジネスのことです。近年、副業として始める人が増えており、成功すれば月収10万円を超える金額を稼ぐこともできます。
しかし、せどりで稼ぐためには、ある程度の知識やスキルが必要です。せどりを始める前に、しっかりと準備しておきましょう。
この記事では、副業としてせどりを始めたい方に向けて基礎的な知識をご紹介いたします。
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せどりの基礎知識
せどりを始めるにあたって、まず押さえておきたいのが以下の知識です。
・安く仕入れる
・仕入れた時の価格よりも高く販売する
・差額が利益になる
例えば、定価で2,000円の商品がお店でセール品として1,000円で販売されていたとします。それを仕入れ、定価の2,000円で販売することで差額の1,000円が利益となります。つまり、いかに安く仕入れるかが儲けを出すうえで必要となる考え方です。
せどりの対象となる商品は、古本や家電、ブランド品、ゲームなど、幅広いジャンルがあります。また、仕入れ先はお近くのスーパーや家電量販店、ゲームショップ、ホームセンター、通販など多岐にわたります。
しかし、せどりで成功するためには、ある程度の知識やスキルが必要です。
せどりを始める前に、以下の点について理解しておきましょう。
・仕入れ方法・仕入れ先
仕入れる方法は、主に「店舗せどり」と「電脳せどり」の2種類に分類されます。
店舗せどりは、名称通り店舗で商品を仕入れる方法です。商品を自分の目で見て仕入れることができます。しかし、店舗に足を運ぶ手間と商品を運ぶ時間がかかるのがネックです。徒歩や車で通える範囲に、家電量販店やスーパーマーケット、書店など、仕入れに適した店舗がある方におすすめの方法です。副業としてせどりに挑戦する場合は、本業の帰りに店舗に行って仕入れるパターンもあります。
電脳せどりは、インターネットを介して仕入れる方法です。通販の他にネットオークション、フリマアプリなどが仕入れ先として挙げられます。店舗せどりに比べて仕入れが楽に行えることがメリットです。ただし、実物を直接目にできないため、慎重に仕入れる必要があります。
・販売方法
せどりは主に、アマゾンや楽天、ヤフオク、メルカリなどを利用して販売することが多いでしょう。インターネットを介した販売であれば、時間を気にせずにいつでも商品を提供できるので手軽です。
せどりで稼ぐには?
せどりは副業にも適したビジネスです。しかし、リスクはあるため、その点は意識しておく必要があります。
考えられるリスク
・仕入れ値よりも高く販売できず、利益が出ない。
・商品が売れ残って在庫を抱える。
リスクはありますが、手堅く取り組むことで利益は得られるはずです。せどりに挑戦する際は、以下のようなポイントを意識してみましょう。
・トレンドをキャッチする
商品の中には、番組で紹介されたり、著名人が使っていたりといった理由で人気が出るものがあります。そういったトレンドを見逃さないことで、利益を得られます。
・競合を分析する
販売価格や戦略、顧客層など、ライバルの情報を調べることで、参考になるはずです。
・利益率の高い商品を仕入れる
例えば1,000円で売る商品AとBがあったとします。これは、販売価格としては一緒ですが、仕入れ値がAは100円、Bは500円だった場合、利益に差が生じます。なるべく利益が出る商品を狙って仕入れましょう。
中古品を扱う場合は古物商許可が必要
せどりで中古品を扱う場合は、古物商許可が必要です。古物商許可とは、中古品を仕入れて販売する際に必要となる資格のことを指します。この許可を得ないまま中古品を扱った場合、罰則があるため注意が必要です。
申請は個人でも行えますが、難しい場合は行政書士に相談しましょう。専門家に相談することで、スムーズに許可を取りやすくなります。
まとめ
せどりは副業としてもおすすめです。しかし、リスクもあるためその点は意識しましょう。利益を出すためには、さまざまな情報を調べつつ、利益率の高い商品を仕入れることがポイントです。また、中古品を仕入れて販売するのであれば、古物商許可を得ておきましょう。