「副業としてYouTuberやってみたい。…でも、顔出ししたくない」
こんな悩みを抱いている方もいらっしゃるでしょう。こちらでは、そのような悩みを抱いている方に向けて、顔出しなしで稼げるのかどうかについて解説いたします。
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顔出しなしでも副業YouTuberはできる!
結論から申し上げましょう。YouTuberは顔出しなしでも稼げます。
その証拠に、顔出しなしで成功しているYouTuberはいらっしゃるでしょう。顔が見えなくても、話し方や雰囲気、人柄によってファンを獲得することは可能です。
しかし、顔出しなしで挑戦するメリット・デメリットが存在するので、そちらを把握した上で顔出しするorしないを判断するとよいでしょう。
・顔出しをしないメリット
1.身バレしにくい
顔出しを避ける理由の一つとして、「身の回りの人にYouTuberとして活動していることを知られたくない」が挙げられるでしょう。顔出しをしない場合、よほど不用心な発言をしない限りは、身バレしにくくなります。ご自身の個人情報を守りつつ、配信ができるので安心して取り組めるでしょう。
顔出しは、メリットもある一方で職場や学校が特定されてしまうリスクを孕んでいます。なるべくリスクを抑えつつ動画を投稿したいのであれば、顔出しなしがおすすめです。
2.先入観を与えずに済む
見た目は、人の印象に大きく関わってくる要素です。動画の内容に余計な先入観を与えたくないのであれば、顔出ししないのもありでしょう。顔出しをするとどうしても、お顔の印象にある程度影響されてしまいます。
また、場合によっては、容姿が誹謗中傷の原因となることもあるので気を付けなければなりません。残念ながら世の中には、人を思いやるのが苦手な方もいます。顔出ししない場合、少なくとも容姿に関して何か言われることはないでしょう。
3.身なりを整える時間が少なく済む
顔出しをする場合、身なりを気にする必要があるでしょう。髪をセットしたり、化粧をしたりと、意外にも時間がかかってしまいます。副業の場合、限られた時間を使って動画を撮影することになるため、身なりを整える時間まで確保するのは大変でしょう。
しかし、顔出しをしない場合、ご自身を撮影するわけではないため、身なりの準備に費やす時間を少なく済ませられます。(※ただし、動画の内容によります。顔出しなしでも人と会う(例えば、飲食店の動画撮影を行う際、お店の人と会うなど)場合、身なりがきちんとしていないといけないでしょう)
・顔出しをしないデメリット
1.リアクションを視聴者に伝えにくい
美味しい物を食べた時、ゲームで強い敵を倒した時、動物が可愛い反応をした時、顔出しをしていれば、表情や体のダイナミックな動きなどで、視聴者にリアクションを伝えられます。しかし、顔出ししていない場合、言葉だけで(顔以外は撮影している場合は、手を使ってリアクションすることは可能)リアクションすることになるので、なかなか視聴者に意図が伝わらない可能性があります。
2.差別化につながる
顔出しをする場合、顔だけで「あ、あの人の動画だ」と判断してもらえるようになります。YouTubeには多種多様な動画があるため、差別化を図ることは大切です。サムネイルを見ただけで、自分の動画と認識してもらえるのは強みでしょう。
しかし、顔出ししなくても差別化は可能です。結局のところ、工夫をすることが大切だといえます。
顔出しなしでもできるジャンル
こちらでは、顔出しなしでもできるジャンルの一例をご紹介いたします。
・ゲーム実況
ゲームをプレイしつつその様子を実況する動画は、YouTubeではメジャーなジャンルです。プレイが上手い、コントのようなコメントが面白い、効率的な攻略方法を教えてくれるなど、何かしらの差別化を図ることで、顔出しなしでも楽しい動画は作れるでしょう。
ゲーム実況はすでにゲーム機とソフトを持っている場合、始めやすいのがメリットです。自宅で撮影が済ませられるので、副業としても適したジャンルといえるでしょう。
しかし、レッドオーシャンなジャンルですので、ライバルは多めです。その点は意識しつつ、挑戦するかどうかを判断しましょう。また、ゲーム実況は著作権が絡むジャンルです。各ゲーム会社のサイトに配信ガイドラインがあるかどうかを確認し、問題の起きない方法で配信するように心がけましょう。
・教育
あなたが何らかの専門知識を持っている場合、それを生かした動画を作るのも手です。例えば、数学が得意であるならば、授業形式で数学を視聴者に解説する動画を作成できるでしょう。顔出しなしでも可能なジャンルですのでこちらもおすすめです。
教育系の動画は、需要が高くこれからも注目されていくでしょう。どのような方法で情報を伝えるべきか迷った際は、先輩YouTuberの動画をチェックしてみてください。ヒントが見つかるかもしれません。
・漫画や小説
絵を描くことが好き、小説を書けるといった方は、自分で作品を作りそれを動画にするのも手です。優れたストーリーや絵を用意できるのであれば、人気が出る可能性もあるでしょう。漫画のセリフや小説の文章を声に出して読む場合は、視聴者が聞き取れるように工夫することが大切です。早口で聞き取りづらい、ぼそぼそ喋っていて全然面白さが伝わらないといった事態にならないように注意しましょう。
・歌ってみた
歌ってみたも、動画としてはメジャーなジャンルです。歌唱力に自信がある方は、挑戦してみては?
顔出しなしでも、工夫をすればこのジャンルも十分にできます。例えば、顔は映さず胴体の辺りだけ映す、イラストを使うといった方法が挙げられるでしょう。
歌ってみたに挑戦する場合、著作権には注意が必要です。基本的に歌ってみたで著作権侵害にならないようにするには、「JASRACなどの団体が管理している曲で、なおかつ自身で演奏している」といった条件をクリアする必要があります。(※詳細に関しては、ご自身で調べてみてください。著作権に関わる問題ですので、必ず詳しく調べてみてから対応することをおすすめいたします)
・料理
自分で考案したレシピやメジャーな料理などを動画で紹介するのも、需要が高くおすすめなジャンルです。基本的に料理動画は、手元を撮影するものが多く顔出しをせずとも問題ありません。料理動画を撮影する際は、通常の調理時と勝手が異なることを意識すべきでしょう。手元を撮影しながら調理をするのは、慣れないうちは苦労する方も多いはずです。安全に配慮しつつ、撮影するようにしましょう。
顔出しなしでも視聴回数・登録者を増やすために心がけたいこと
・ペルソナを設定する
どれほどクオリティが高い動画でも、視聴者のニーズに合っていなければ視聴されない可能性があります。例えば、初心者向けの料理動画であるにもかかわらず、ハイレベルな調理方法だけを紹介していれば、「こんなの真似できないよ。見るのやめよ」と思われてしまうでしょう。
自分が作る動画は、どんな人に向けたものなのかを考えることで、視聴者のニーズとズレが生じにくくなります。
・サムネイルをこだわる
サムネイルとは、動画の内容を一目で表現した画像のことです。YouTubeを利用したことがあるならば、誰もが目にした経験があるでしょう。基本的に視聴者は、動画のタイトルとサムネイルを見て、視聴するかどうかを判断します。見た人の関心を引くサムネイルを考えてみましょう。全くアイデアが浮かばない時は、ライバルのサムネイルを確認し参考にしてみてください。(ただし、パクリは駄目。あくまで参考にするだけ)
・動画は定期的に投稿する
動画の投稿頻度は、チャンネルの成長に大きく関わってくる要素です。特に固定ファンを増やすには、更新頻度が重要といえるでしょう。
例えば、あなたの動画を見て「面白い動画だ。次の動画が気になるな」と思ってくれた人がいたとします。しかし、次の動画がなかなか更新されずにいると、「動画やめちゃったのかな」と思われたり、そもそも忘れられたりするでしょう。定期的に投稿することで、固定ファンを増やしていけます。
・動画は常にクオリティを意識する
視聴者は、あなたの動画に価値(楽しい、役に立つなど)を見出し、視聴してくれます。しかし、動画のクオリティが低いと「視聴するのやめよ」と判断されてしまうでしょう。
動画のクオリティは、顔出しなしの場合特に重要です。顔出しをしない分、視聴者から信頼されにくくなる可能性があります。動画のクオリティが高ければ、多少信頼性が低くてもカバーできるでしょう。
身バレしないコツ
顔出ししなくても、うっかりミスをしてしまい身バレする可能性があります。身バレのリスクを避けるためには、以下のような項目を意識しつつチャンネルを運営しましょう。
・本名をチャンネルの名称に含めない
本名でチャンネルを運営してしまった場合、顔出ししていなくても身バレする可能性があります。特に珍しい名字や名前だった場合、「あ、あいつだ」と身近な方であればすぐに気付いてしまいます。
・部屋や外を撮影しない
部屋や部屋の外を撮影するのはおすすめしません。部屋の間取りやあなたの所持品、外の風景などで、あなただとバレる可能性があります。部屋で撮影する時は、カーテンをしたり、周囲を布で覆ったりして、個人が特定されないように気を付けましょう。
・動画内での発言に注意する
「僕の本名は〇〇です」「どこの会社で働いていました」「よく〇〇市の〇〇ってお店にいます」など、個人の特定につながりそうな発言は控えましょう。ついうっかり言ってしまった場合は、撮影し直すか問題の箇所を編集でカットするのがおすすめです。
まとめ
顔出しなしでも、副業YouTuberになることは可能です。副業と言えるほど収益を得るには、ペルソナを設定する、サムネイルにこだわるといった要素を意識しましょう
また、顔出ししていなくても、ちょっとした不注意で身バレする可能性があります。動画撮影の際は、発言に注意しましょう。